
ドローンの説明には「特定飛行」「カテゴリー」「レベル」といった言葉がよく出てきます。
でも、それらが何を意味し、どう違うのかは意外とわかりにくいもの。
今回は、そんな誤解しやすい用語を整理して、初心者でもスッと理解できるように解説します。
特定飛行とは?【許可・承認が必要な飛行】
特定飛行とは、航空法で定められた、許可または承認を受けなければ行えない飛行方法や空域での飛行のことです。法律で「これは危ないから特に注意が必要」と“特定”したわけです。
特定飛行の主な例
- 🏙 人口集中地区(DID)での飛行
- ⬆ 地上150m以上
- 🛫 空港周辺の空域
- 🎪 イベント会場の上空
- 🌙 夜間飛行
- 👁 目視外飛行(直接見えない)
- 🏠 人や建物の真上
- 📦 危険物輸送/物件投下
許可と承認の違い
- 許可=空域・場所の制限を外す(例:DID内飛行)
- 承認=飛行方法の制限を外す(例:夜間飛行、目視外)
実務では許可+承認のセットになることが多いです。
カテゴリーとは?【リスク区分】
「カテゴリー(category)」とは英語で「分類・区分」という意味です。法律に出てくる言葉ではありませんが、国交省がその飛行に許可や承認が必要かを整理するために使っている区分です。
簡単にまとめると次のようになります。
1. 低リスク飛行=「カテゴリーⅠ」として分類
- 郊外や人がいない場所で
- 昼間、目で見える範囲(目視内)
- 高度150m未満
✅ 許可・承認は不要
2. 中リスク飛行=「カテゴリーⅡ」として分類
- 人の上ではないが
- 人や建物がある場所の近く
- 夜間、または目視外での飛行
- 空港周辺やイベント会場付近
✅ 許可・承認が必要
3. 高リスク飛行=「カテゴリーⅢ」として分類
- 街中(人の上)で補助者なしの目視外飛行
- 大規模イベントの上空など
✅ 機体認証・操縦者資格・安全体制が必須
レベルとは?【運用段階の呼び方】
「レベル」という言葉は、ドローン制度を進めやすくするための説明ツールとして用いられている用語です。
- レベル1:目視内・手動
- レベル2:目視内・自動航行(GPSなど)
- レベル3:無人地帯で補助者なし目視外(特定飛行)
- レベル4:有人地帯で補助者なし目視外(最高リスク、第一種機体+一等資格必須)
まとめ
- 特定飛行=航空法で定められ、国の許可または承認が必要な飛行方法や空域
- カテゴリー=飛行リスクに応じて国交省が定めた制度上の区分(Ⅰ=低リスク/Ⅱ=中リスク/Ⅲ=高リスク)
- レベル=運用段階を示すために用いる呼び方(1=目視内手動~4=有人地帯目視外)
「特定飛行」「カテゴリー」「レベル」の違いを理解しておくと、許可申請や安全対策の判断がスムーズになります。安全に飛ばす第一歩は、ルールを正しく知ることから始まります。
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